果樹苗が枯れる原因はほとんどが根腐れなので予防と対処法をお伝えします

2022年11月17日

根腐れをさせないために

私自身、いくつもの果樹苗を根腐れさせてきました。決して自慢できることではありませんが…。

根腐れする原因は皆様もご存じの通り、土の水分量が多すぎるということに尽きると思います。

裏を返せば、土の中の水分が適切になくなれば、根腐れを防止することができます。

根腐れの兆候・サイン

根腐れの対策の前に根腐れが起こり始めたサインがいくつかあります。

果樹苗に関しては、まず最初に茎の下のほうが茶色くなってきます。

その後に茎全体が茶色くなります。

そして最後に葉っぱの色が薄くなってきたり、枯れ始めます。

では根腐れしないようにするにはどうすればよいでしょうか。

私は3つの対処法があると思います。

1.土の配合
2.素焼き鉢を使う
3.休眠期の水やり

土の配合

野菜を育てている方は、野菜用培養土が家にあるので、つい野菜用培養土を使ってしまいます。

私自身もそうでした。

お庭がある家でしたら、お庭の土を使う方もいらっしゃると思います。

結論を言うと…

鉢底石を敷いて、赤玉土7:腐葉土2:パーライト1

この組み合わせが一番ベストだと思っています。

私は鉢底石を入れると土の量が減ってしまうのが嫌なので、その場合は大粒の赤玉土を入れるといいです。

赤玉土に関しても硬質のものを使うとより根腐れしづらくなります

通常の赤玉土だと水やりのたびにどうしても土が欠けてしまい、日数が経つとどうしても土の粒子が細かくなります。

その点、硬質の場合は土が崩れにくいので、長い栽培期間でも土の中に空気を運ぶことができ、根腐れしづらくなります。

パイナップルやブルーベリーのように酸性の土を好む果樹は別として、基本的に果樹苗は赤玉土7:腐葉土2:パーライト1がベストです。

これは私だけかもしれませんが、発芽したばかりの頃は根が少ししかないため、土から水分を吸収できない気がして、土と根が密着している状態にしたくなってしまいます。

そうすると赤玉土の割合が7だと空気が多く入っているような感じがして、根が水分を吸収できないのではないかと思ってしまいました。

そこで腐葉土の割合を増やすのですが、腐葉土は水持ちがよいので、根腐れしやすくなってしまうのです。

ですから最初は少し不安でも赤玉土多めの配合にすることが根腐れしづらい土の配合になります。

素焼き鉢の活用

みなさん素焼き鉢は使ったことがあるでしょうか?

プランター栽培をする方は、ほとんどの方がプラスチック製のプランターを使っているのではないかと思います。

素焼き鉢は粘土で作られているので、表面に小さな穴が開いているため、通気性がよく、土がすぐ乾きます。

感覚的にはプラスチック製で土が乾くのに3日かかるところを素焼き鉢なら1日で土が乾きます。

ですから水はけをよくするためにも、素焼き鉢の活用をお勧めします。

活動期の水やり

基本的には表面の土が乾いたら水やりで根腐れをすることはないと思いますが、可能であれば竹串や割り箸などを土に挿してみて、植木鉢の中の土も乾いている状態であれば水やりのタイミングとして適切だと思います。

休眠期の水やり

果樹には落葉樹と常緑樹があります。落葉樹とは冬の時期に葉っぱが全て落ちる種類です。常緑樹とは冬でも葉っぱが種類です。

落葉樹

りんご・桃・さくらんぼなどのバラ科の果樹苗
柿・ブドウ・キウイ

常緑樹

みかん・ゆずなどの柑橘類
びわ

落葉樹は葉っぱが全て落ちた後、春に芽吹くまでの間、休眠期に入ります

休眠期になるとほとんど根から水分を吸収しないため、表面の土が乾いている程度で水やりをし続けると根腐れする確率が上がります。

ですから土全体が乾いてからの水やりでも十分間に合います

ただし休眠期とはいっても、パイナップルのように15℃以下になったら全く活動しないわけではなく、根は栄養を吸収していますから、完全に水を断つのは危険です。

常緑樹の場合は、葉っぱが付いていますから活動はしています。

しかし活動はしていても新芽はほとんど出ませんから、土の表面が乾いたら水やりをするのではなく、土がほとんど乾いてから水やりをするほうがいいでしょう。

また常緑樹のほうが落葉樹に比べ寒さに耐えられないので枯れてしまうリスクもあります。

根腐れしてしまったら

一度土から植物を取り出し、根っこについている土をほぐして、枯れている根っこを切ります。

しっかりとした根っこは白く太いですが、根腐れしている根っこは茶色くチリチリしていて弱弱しいです。

その後、新たな赤玉土7:腐葉土3の土に植え替えるのがよいです。

管理場所は直射日光の当たらない場所で、風通しの良い場所です。

うまくいくとまた新しい根っこが生えてきて、新芽が出てくれば復活したと思って大丈夫です。

ただし、今までの経験上、根腐れの度合いにもよりますが、根腐れして枯れてしまってから復活させるのは極めて難しいと思います。

特に茎の色が全て茶色くなってしまった場合は、復活させるのはかなり難しいですが、植物の生命力は素晴らしいので私たちがあきらめなければ、植物もそれに応えてくれるかもしれません。