苗がひょろひょろ(徒長)になるのは確実に日照不足が原因

2022年11月17日

苗がひょろひょろ(徒長苗)の見分け方

苗がひょろひょろになることを徒長するといって、ひょろひょろになった苗を徒長苗と呼びます。

見分け方の簡単な方法は、葉っぱと葉っぱの間が広ければ広いほど徒長しています。

一見すると草丈が高くなって成長しているように思えるのですが、成長しているのかどうかは葉っぱと葉っぱの間隔の広さが違います。

もし葉っぱの間隔が広くなっているようなら、すぐに日当たりの良い場所に移動してください。

なぜ苗がひょろひょろになるのでしょうか

苗がひょろひょろになる原因は日照不足に尽きます。

いくら部屋の明かりが明るいからといっても、屋外の明るさとは比べ物になりません。

ただもう少し具体的にいうのであれば、植物が成長している時間帯に光が足りないというのが理由になります。

1.日照不足
2.暗い時間帯に土の水分が多い

日照不足

種を発芽させる際に、春先はまだ屋外が寒いので、室内で発芽させる方もいらっしゃいます。

それ自体は間違いではありません。

発芽すると愛着もわいてくるため、自分の目の行き届きやすい室内で育てがちです。

室内は屋外と比べるとどうしても光量が少ないため、ほとんどの場合、茎がひょろひょろ伸びてしまいます。

日照不足の対策

窓際で日中日差しが入るところに置いておくことです。

真夏に関しては、日中の日差しは強すぎるので、日中だけ日陰に置くか、カーテンをして直射日光が当たらないようにすると葉っぱが傷まなくなります。

ただし、たまに屋外においてあっても日照不足になることもあります

発芽して数日間、雨が続いて晴れ間が一度もない場合、屋外で育てているにもかかわらず苗がひょろひょろになります。

野菜の種でしたら、数日後には発芽するので、天気予報を見て発芽しそうな日にちに晴れる日を狙って種まきをすることしかありません。

果物の種は、いつ発芽するか予想がつかないので、こればかりは運任せになります。

暗い時間帯に水分量を少なくする

根は土の中の水分を吸い上げて成長します。

ですから夜の暗い時間帯に土の中の水分が多いと、活発に活動してしまいます。

すると暗い時間ですから、その間、太陽の日差しを求めて、ひょろひょろと茎が伸びやすくなります。

ですから水やりは基本的に太陽が出始める朝にするといいのです。

夕方以降は多少水分が少なくても成長がゆっくりになりますから、苗がひょろひょろなりづらくなります。

苗がひょろひょろになること(徒長苗)の問題

徒長苗になると何が問題かというと、見た目からしてひょろひょろしているので、安定感がなく、折れやすいのが1つです。

本来植物は、ある程度の根が張っているので、上に伸びても倒れませんが、徒長苗の場合、ほとんど根が張っていないのにもかかわらず茎が伸びているので倒れやすいのです。

野菜の苗の場合、発芽まで数日なので、徒長してしまった場合は再び蒔き直したほうが良いです。

果物の場合は、蒔き直せませんが、果物を種から育てる場合は成長が遅いので、野菜の苗よりは比較的徒長しづらいと思います。